実力テストに強くなれる!情報と語彙力と背景知識の増やし方

学習法
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子供
子供

今日の駿台模試で、英語の長文にS&P500がでてきたわ

いさみ
いさみ

おお!母は積立てNISAで、eMAXIS Slim S&P500を購入しているぞ!S&P500なんて、みんな知ってるの?

子供
子供

いや、周りに聞いてみたけど『あーこりゃダメだと思って、全文読まずに問題の周りしか読まないで答えた』らしい

いさみ
いさみ

そんなんで、答えが出てくるんだね、みんな超優秀(笑)


公立の小中学校でも、時には実力テストが実施されます。
(この実力テストは学校の通知表には関係ないと言われることがあります。)

定期テストは取れるのに、実力テストになると成績が下がる子がいます。
逆に定期テストよりも実力テストの方が得意!という子もいます。

定期テストで高得点を目指すのは当然のことながら、実力テストで点が取れるようにするためには、何が必要なんでしょうか。

それは、情報語彙力背景知識です。今日はこれらを手に入れるための方法を解説していきます。

  1. 子供にいろいろな話をする
  2. マンガでもドラマでも経験でも、情報だと思って接する
  3. 知らない言葉は速攻で調べる
  4. 読む本の一部は親が選ぶ
  5. Eテレの「100分de名著」 はとってもいいよ!
  6. 国語の予習を完璧にする(漢字の読みと意味調べ)

もちろん日々の演習は重要です。それとともに、親との会話、経験、マンガでもテレビでも、
入ってくる情報の全てが武器になりますよ。

子供にいろいろな話をする

親子でコミュニケーションを取りましょうというのではありません。親が持っている知識があれば、子供にたくさん聞かせてほしいと思います。一方通行でいいのです。長く生きている分、様々な出来事に出くわしていますし、自分の失敗談でもいい。

多少難しいことでも、お金のことでも、ニュースのことでも、子供にガンガン話して聞かせて下さい。

また、是非、国語テストの長文(物語文)を読んでみて下さい。

親なら簡単にわかることが、子供にはわからないことがあります。

主人公が「嫌い」と言っているので、子供は「嫌い」の選択肢を選んでるけど、いやこれ、本心は「好き」じゃん!とか。(笑)

私なら一発でわかるのになぁ~ということが、男子には意味不明。
女の子の気持ちと態度について、男子に解説するのは、なかなか楽しいですよ。

マンガでもドラマでも経験でも、情報だと思って接する。

実力テストでは、学校で学んだ知識だけでは戦えません。本当に、何がヒントになるかわかりません。

高校時代の経験なのですが、生物の試験に、「カエルの筋肉で実験を行う際に、キニーネを使用した」という文章が出てきました。

不思議なことに、キニーネが何かわからないというだけで、全文拒否したくなります。

もう、どうせわからないだろうと思い込みがちです。

私は、この時のテストで、マンガの中で「ストリキニーネを一垂らし、二垂らし」なんてセリフがあったっけという記憶から、「もしかして毒物かな?」という前提で問題を読み進め、解答することができました。

この時、そう難しいことを聞いている問題ではなかったのに、最初から解答を放棄した生徒が割といたようで、生物の先生が激怒していたのを覚えています。(笑)

知らない言葉は速攻で調べる

新聞やテレビなどを見ていて、ちょっとでも知らない言葉や事象がでてきたら、即座に辞書で調べましょう。

最近はカタカナ語やアルファベットの羅列も多いですよね。

可能な限り、一度元の英語に戻してみることをお勧めします。
(GDPなら Gross Domestic Product に一回戻して、全体の国内の生産なので、国内総生産とかね)

とにかくぼんやりさせたままにしないことです!

これを最速でできる大人も少ないですが、何においても、できる人できない人がいます。

今手に持ってるそれ!スマホ!
現場に辞書が無くても、今はスマホでいつでも調べられますからね。

できる方になりましょう。

子供が「実力テスト中につまづく時」というのは、問題の途中で「見たこと無い」や「知らない」に出会った時です。

例え文中に知らない言葉が登場しても、「言葉そのものじゃないけど、この漢字を使った他の言葉は複数知ってるぞ」、「以前読んだ何かにこの言葉が出てきたぞ」など、既存の知識や体験をつなげて推理できれば、お手上げ状態にはなりません。

また、初めて目にする文章を読んでいて、「聞いたことがあるぞ」、「知っているかも」という感覚は「できるかもしれない。」という感覚を呼び起こします

学校のテストは、知識として引き出しに入っているものを、どれだけ引っ張り出して利用できるかという試験です。

解答を導く線の引き方は、点(知っていること)が多い方が何通りも出てきますよね。

子供が読む本の一部は親が選ぶ


たぬきが自分の頭に葉っぱを乗せる場面、どういうシーンかわかりますか?

私なら、「この後タヌキがくるっと一回転して変身するんだろうな」と思います。

でも、子供にはわからないんですよね。そういう絵本を読んでいないし、今、テレビでも日本昔話とかやっていないですから。

昔話は普遍的だと思って、失敗の教訓にさせようとしても、子供には伝わらないことが多いです。

とはいえ、テストには出てきちゃうこともあるので、ジェネレーションギャップで片づけらるわけにもいきません。物語文では、状況がうまく読み取れなくなってしまいます。

だいぶ前になりますが、幼稚園で、読み聞かせボランティアという活動をしていたことがあります。

まだ字が読めない子供たちに好きな本を選んで持ってこさせて、読んで聞かせるボランティアです。
幼稚園の本棚にはそれはたくさんの絵本があり、私が小さいころからあるような名作と呼ばれるものや、最新の絵本などなかなかの充実ぶりでした。

私は「わぁ、いろいろ読みたい!」と思ってましたが・・・

ほとんどの子供達が「アンパンマン」か「ノンタン」か「バーバパパ」しか持ってきませんでした。

村にはなかなか立派な図書館があります。
同級生保護者の中に、「結局うちの子、恐竜のやつしか持って来ないから~。」とおっしゃるお母さんがいましたが、いくら立派な図書館があっても、子供に選ばせたらそんなものです。

子供の気持ちを尊重するのは結構ですが、読むべき本と読みたい本は区別して与えないとだいぶ偏りますね。(笑)

子供の興味を伸ばすのももちろん大事ですが、一方でいろんなものに触れさせることにも目を配って行きましょう。

年中さんの時でした。発達相談の先生に、「今は百人一首を暗記しています。」と話したら、「これからは○○君が自分で選び取っていくんです。お母さんは子離れして下さい。」と言われました。まだ、6歳です。ちょっと言ってる意味がわかりませんでしたね。(笑)

本でも習い事でも、「子供に選ばせる」というと聞こえはいいですが、それは最終的に子供に責任を取らせることになりかねません。全部親が決めることはありませんが、ちょっと注意が必要な言葉だと思います。

Eテレの「100分de名著」 はとってもいいよ!

子供が高校生になってから、Eテレの「100分de名著」という番組を一緒に見ています。

聞いたことあるけど読む機会はなかったなという名作が4回にわたって解説されるのですが、これがとてもいい!

例えば、

「三島由紀夫が、なぜあんな死に方をしたのか。」

「金閣寺という本の名前は知っていたけどこんな刺激的な内容だったとは。」

などなど、時代背景や筆者の経験したことなどについても、併せて解説してくれるので、より深く理解することができます。興味が湧いてくれば作品を読んだり、モデルとなった事件について自分で調べたくなります。

高校の授業だと、太宰治の人間失格なんかはこれと似たようなことをやりますね。

昔の作家はよく自殺するなぁと思っていましたが、この番組のおかげで少しわかったような気持ちになりました。

源氏物語の回などは、「権力があってお金持ちでイケメンだからって、ふざけんなよ。」と、テレビに向かってグチグチ言いながら見てました。浅かったですね。

有名な作家の著作物は、時に知識問題として出題されます。しかし大抵は読んだことがないのでただの丸暗記です。それはそれでしょうがないのですが、ちょっとかじってると、選択問題なら選択肢を二択まで絞れたり、だいぶ違います。

思想や哲学の分野だと、高校の「倫理」で出てくるものもあります。子供の方が先に知っていることも多いです。

国語の副教材の便覧もいいですよ。絵や写真が充実しています。折々に眺めるのも楽しい。
実力テストの後で、わからなかった知識問題について便覧を探すと、載っていることがありますよ。

国語の予習を完璧に

最後に国語が得意だった私が、授業の予習でやっていた方法を紹介します。
(国語力は問題の意を汲み取るために、どの教科にとっても大切です。)

学校の予習としては、

教科書の本文を丁寧に読み(必ず丁寧に!)、
読めなかった漢字にはふりがなを振る。授業で当てられたときにスラスラ読めるように!
振らないと、次回読み飛ばしかねませんよ。「たかが漢字の読みでしょ。」なんてバカにして、一度で覚えられると思わないで下さい。都度調べるほうが時間の無駄です。

丁寧に読みながら、意味が分からない言葉には細かく印をつけ、辞書で調べる
例えば、「わくわくする」の「わくわく」って?みたいなことまでです。
調べた言葉は、使用例の文も全部ノートに写す
辞書に書いてある文章の中に、わからない言葉が出てきたら、それも調べる
欲を言えば類語なども。辞書によって解説が違うので、2冊以上の辞書を使って見比べながらやるのがおススメです。

中学校のワークなどにも、新しく出てきた言葉を意味調べをするコーナーがありますが、全然足りないです。

実力テストでは、「そんなの知るわけないじゃん!」と思うこともたくさん出てきます。
でも中学受験する子達は、小学校で習わないことばかりやらされています。公立組の思考を、「しょうがなかったね。」ではなく

「そうか、知らなかったな。今知ろう」

に切り替えましょう。

「だって知らなかったんだもん。」の言い訳は、テストに限らず「超ダサい」です。(笑)

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