ギガが足りない?単位の変換は実体をイメージしつつ、論理的にやりましょう

学習法
※記事にはプロモーションが含まれています。
子供
子供

スマホのギガが足りないよ

いさみ
いさみ

ギガって単位じゃないよ。10億倍という意味の接頭語。それを言うならギガバイト

子供
子供

バイト?

いさみ
いさみ

データの容量を示す単位はバイト。1ギガバイトとは、1バイトの10億倍、3ギガバイトなら30億バイト。体積の単位で dL (デシリットル)の、『デシが足りない』と言ってるようなものだな。

子供
子供

デシが足りないってなんだよ

(笑)

いさみ
いさみ

いやいや、こっちのセリフだわ。(笑)

小学校2年生になると、算数で「かさの問題」がでてきます。

「お肉の代わりに、もやしでかさ増し!」のかさです。

学ぶ内容はたったこれだけです。
1L=10dL=1000mL

しかし、これが案外厄介です。(笑)

基準となるL(リットル)は、かさ(体積)の単位です。

厄介なのはdLとmL

学校でdLのデシってなんなのか、mLのミリってなんなのかをおそわらないですよね。
デシには、10分の1、ミリには、1000分の1という意味があります。

小学校で学ぶ算数は、生活の中で使う数字という扱いからなのか、体積のことはかさというし、パック入りの牛乳ならこれくらい、コップ一杯ならこれくらい、お風呂のお湯はこれくらいのようなイメージと紐づけるような学習になります。

おうちの中でも、いろんなもののかさを調べてみよう!おふろでペットボトルで遊びながら楽しく学ぼう!

って、それいる~?(笑)

これはこれで大事なことかもしれませんが、問題が解けるようになるためには、単位変換などの問題が解けるようにならねばなりません。

1000mL=10dL=1L

さきほどミリには、1000分の1、デシには、10分の1 という意味があると申し上げましたが、小数、分数は3年生で学びます。まだ先の話です。


ということはですね、問題にはしばりがあるんですよ。(ニヤリ✨)

小さい単位を大きい単位に変換する問題は、 1000刻み、100刻み、10刻み の問題しか出ない。



X mL をLに変換する問題は、X=1000、2000,・・・の1000刻みでしか出てきません。
(1000の倍数)

1000mLより小さい数字をLで表そうと思ったら、分数か小数になるからです。

例)5000 mL は何Lでしょう。 答え 5L

同様に、X mL を dL に変換する場合は、X=100、200,・・・900,1000、1100・・・ の100刻みで出てきます。
(100の倍数)

例)500 mL は何 dL でしょう。 答え 5 dL

X dL をLに変換するなら10刻み。
(10の倍数)

例)50 dL は何Lでしょう。 答え 5L

ほらね♡  よかったら、教科書等で問題を探してみて下さい。

つまずくのは大きい単位から小さい単位への変換です。💦

さて、計算のよりどころとなるイメージを構築しましょう。

たてよこ高さが1cmの立方体を作って下さい。

厚紙で作っても、消しゴムを切ったのでもなんでもいいです。これが1mLのかさ(体積)だということを可視化する作業です。

これが100個集まったら1 dL 、1000個集まった大きさが1Lです。

「どれくらいかな~?」なんて手を使ったり、絵を描いたりしてイメージしてみて下さい。きれいな立方体である必要はありません。

ブロック遊びをするときの、ブロック1個、ブロック100個のカタマリ、ブロック1000個のカタマリをイメージできるといいです。

大きさは違うけど、それぞれ1個です。

大きい単位から小さい単位への変換問題は、言い換えると

小さいブロックのカタマリを使って、大きいブロックのカタマリを作るなら、小さいブロックは、何個いるでしょうか?


という問題です。割り算まだ習ってないですが💦
(ただ、公立小学校の思惑通りに学ぶとなると、結局丸暗記しかなくなるんですよ。)

かさが大きい(大きなブロックのカタマリ)単位を、かさが小さい(それよりも小さいブロックのカタマリ)単位に変換するときは、たくさんになるのです。

数字が増えます。(大1個作るのに小10個いるみたいな感じ。)

「増えるのだな~」と思えるかどうかが重要です。

数学の問題を解きながら、人はふと迷うことがあるからです。

この部分を軽視していると、「同じ問題を解ける時と解けない時がある」状態になりがちです。
「迷った時の道筋の見つけ方」まで身に着けさせておくと、自分で気が付くことができます。

本当はcL(センチリットル)も学べばいいのにと思うんです。

m =1000分の1、c=100分の1、d=10分の1


単純にゼロが1個ずつ増えた方が計算はわかりやすいと思うので。

ついでに、家庭で分数の概念も教えちゃえばいい。(^▽^)/

2年生、掛け算はもうできますよね。

dLからへは 数字が増えるから mL 100をかける
増えます。 dL (×100)→mL

LからdLへは 数字が増えるから10をかける
増えます。L(×10)→dL

Lから mL へは 数字が増えるから 1000(×10×100)をかける
増えます。L(×10×100=×1000)→mL

L → dL → mL
(×10) (×100)


長さの単位が出てきたときも、重さの単位が出てきたときも、
k(キロ)は1000倍m(ミリ)は1000分の1c(センチ)は100分の1
と、接頭語の意味を覚えましょう。

ちなみに、掃除の時に活躍するセスキ炭酸水のセスキってどんな意味かご存知ですか?
セスキって化学用語で2分の3をあらわすみたいです。(モル比3:2)

詳しくは書きませんが。(化学苦手💦)

外国語の記号なので、意味をスルーして、日本語でまるっと覚えがちですが、言葉の意味や語源を確認すると理解しやすいし覚えやすいですよ。

まとめ

かさが小さい単位を大きい単位に変換したい。→1000刻み、100刻み、10刻みの問題が出る

かさが大きい単位を小さい単位に変換したい。→L(×10)→dL(×100)→mL


できる子は、こういうところこそ疎かにしないです。

コメント