公立組が中高一貫校に負けないためにやっておくべきこととは?

戦略
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住んでいるところに中高一貫校が無い。中学と高校は経済的に公立の学校に進んで欲しいといった、家庭の事情があると思います。卒業資格を得るためには公立で十分ですが、大学を受験する時には、中高一貫校に負けない戦略は必要です。

子供
子供

中学受験はせずに、近所の公立中学に進むよ

いさみ
いさみ

高校で初めて受験を経験するんだね。がんばろう。

子供
子供

公立でも私立でも、中学なんてどこの学校も同じようなスケジュールで学ぶんでしょ?

いさみ
いさみ

そうだよ。数学だったらプラスとマイナスの概念とか、文字式なんかを順番にかな。

子供
子供

公立中学の授業内容と、なにか違いはあるの?

いさみ
いさみ

レベルと量とスピード。中学の範囲なんてとっとと終わらせる。中高一貫校のベクトルは最初から大学受験に向かってるんだよ


中学受験して中高一貫校に行くという選択肢が無い家庭も多いと思います。

しかし大学受験では、当然中高一貫校の生徒達とも競争します。
中高一貫校を選ぶ親の多くが、子供の大学進学を視野に入れて受験をさせています。

子供
子供

なんだか勝てる気がしないよ

いさみ
いさみ

大丈夫。同じ年齢の子供同士だよ。見えない相手だからこそ、意識しておくとよいことがあるよ

一つずつ解説します。

 中学受験組が取り組んでいる課題を知ろう

たとえば、算数なら「つるかめ算」「ニュートン算」「流水算」など、中学に入れば方程式で解くような問題を、方程式を使わずに解きます。
国語なら古文も出るし、現代文には難読漢字も出ます。文章も長い上に夏目漱石などの文豪の文章が出ます。大正時代や昭和など、現代の子どもにはイメージしにくい文章もあります。
理科社会は、中学にあがって学ぶ範囲を、一通り小学生のうちにやってるような感じです。

中学受験の内容は、小学校で教わらない問題がとてもたくさん出題されます。しかし学校では、入試のために学んだ内容を使って授業をするわけではありません。中学の教科書に沿って進みます。

中学受験組は、受験勉強という取り組みを通して、集中力や粘り強さを養い、自分を鍛えています。

例えば、子供が通う高校には、大学受験に向けて、「座力を養う」という言葉があります。これは、大学受験では一教科あたりの時間が長く(東工大の数学は180分)座り続けるにも体力がいるので、受験には必要な力です。

運動神経は抜群でも、ずっと座っていることは非常に苦痛なこともあります。座り続ける体力は別の能力なのです。

 中高一貫校のスタンスを知ろう

中高一貫校のベクトルは最初から大学受験に向かっています。

中高一貫校の授業スケジュールを意識しよう


大学受験に向けて「よーいドン」で走り出す場合、実は一本の道を走っているわけではありません。実は複数のレーンを同時に走っているようなものです。

高校受験の次に大学受験がくるという時系列になっているだけで、高校受験というゲートの先に大学受験のゲートがあるわけではないのです。

公立組は、高校受験へ向けたスケジュールを作る一方で、もう一つのレーンでは、大学受験に向けたスケジュールを作るといいと思います。

公立中学では、学ぶすべての内容が、高校受験に向けてのものになります。しかも先生が、「受験は勝ち負けではない。」とか意味不明なことを平気で言ったりします。ww

一方で、中高一貫校では、中学3年の後半から高校1年のの内容が入ってきます。
高校の内容をいち早くスタートさせる、先取り学習が重要視されています。

 英語には早めに取り組もう


中学受験には英語の試験がありません。四谷大塚の全国小学生テストも5教科。
英語の授業だけはとりあえずスタートラインが一緒です。
実はここにチャンスがあります。(笑)

受験科目に無い英語には、早くから取り組むべきです!(特に文法)

英語で優位に立てれば、クラスメイトにも差をつけられるし、模試の勉強でも他の4科目に集中できます。もちろん高校受験にも有利。全国テストでも「これだけは」という強みができるからです。

  1. 中学受験組が取り組んでいる課題を知ろう
  2. 中高一貫校のスタンスを知ろう
  3. 中高一貫校の授業スケジュールを意識しよう
  4. 英語には早めに取り組もう

敵を知り、己を知れば百戦危うからず
まずは情報を取ることが重要ですね。

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