大きくなったら何になる?私大薬学部6年間の学費1300万円也

大学受験
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子供
子供

なぜ学力が必要なの?

いさみ
いさみ

将来、君が高度な仕事につきたいと思ったときに、可能性を残しておくためかな

大きくなったら何になる?夢は大きいほうがいいけれど

幼稚園の年少さんの時に、幼稚園にお迎えに行くと、たなばた飾りが飾ってありました。その中に息子の短冊を見つけた私は衝撃を受けました。

「りんごになりたい。ししお」

いさみ
いさみ

Σ( ̄ロ ̄lll) な、なぜ食べ物!

年中さんのときは

「姫になりたい。ししお」

いさみ
いさみ

お、お前は大事なものがついてる男の子だから💦

考えてみたら、小さい子の言ってることなんてそんなに気にすることでもないし、「あら、かわいいわね。」でいいのでしょうけど、ことわが子のこととなると親って狼狽するものなんです。その時は、「僕はおいしいりんごになるんだぁ。」って言われて軽くパニくった記憶があります。翌年の「姫になりたい」で、更に焦った私は、その翌年の年長さんの時に息子をキッザニアに連れて行きました。そして3月の卒園式では、

「大きくなったらパイロットになります!」

と自ら言わせることに成功しました。(見栄を張りたかったんです、母は。反省💦)

幼稚園や小学校でよそのお子さんの「大きくなったら○○になりたい」をたくさん聞きましたが、現在その方向に進んでいる子は私の知る限り、一人もいません。

将来の目標=職業?職業を選ぶ前に、選ばれなければ始まらない

幼稚園で、すでに将来のことを考えさせられている子供達ですが、小学校や中学校ではもっと具体的に、「将来の目標」を考えます。適性試験のようなものを受けて、どんな職業が向いているか書かれた診断結果を持ち帰ってきます。また夏休みには、職業体験の名の元に、お店やスポーツジムで働くなど、お仕事体験をします。小学校の時には大型バスでキッザニアにも行きました。

「夢(=職業)を叶える?」ためにはどう行動すべきか、自分が取るべきルートについても、考えさせられます。

例えば、大学へ行くのか、専門学校へ行くのか、公務員試験を受けるのか。

村にいて、大学なんて見たこともないのに~。(笑)

そして、その全てが、

「自分が職業を選択するんだ!」

という立場に立って行われます。職業選択の自由?

でもね、現実はどうでしょうか。

何かになりたくて、その職業に向かう道を歩いていても、気がつくと他人から選択される立場に立たされているのではないですか?高校受験、大学受験、就職試験。

医学部に合格できるかどうか、企業の研究職として採用されるかどうか、事業を起こすならお客様に選ばれるかどうか、「他人に自分を選んでもらわない限りは何も始まらないんだ」と、初めて気がつくわけです。

そして、選ばれなかったら、自己肯定感が砕かれる。実は思っている以上に子供が受けるショックは大きい。自信を失ってメンタル病む子もいます。

学校の先生は、おそらく、自分ができる範囲でがんばって、教員免許を取れる学校に受かって、教員採用試験に受かって、自分の夢を叶えた方ばかりだと思います。「がんばれば夢は叶う!」を体現されているのでハッピーなんでしょう。とはいえ、教員になるくらいのがんばりで叶う夢ばかりではありません。💦

その投資にリターンはあるか?想定外は起こります

知人は、お子さんに「私立の薬学部、だめかなぁ?」と聞かれたそうです。

医、薬、看護志望の女子は多いです。結婚や出産後の再就職のしやすさなどから、親が勧めるケースもあります。やはり手に職のイメージですね。ただ、私立の薬学部は学費6年間で1300万円。恐ろしい大金です。(笑)

教育が投資なら、リターンを考えないと意味がありません。薬剤師を目指して薬学部に進学しても国家資格を獲得するに至らなかったパターンはあります。大学の毎年の入学者数と薬剤師の合格者数を確認するなど、注意が必要だと思います。

大学時代に、獣医学部にいた男の子は、2回国家試験に落ちて獣医になれませんでした。国立大学でしたが、6年間の学費および7年間の生活費は相当なものです。ずっと後になって、彼はマジシャンになったと聞きました。

将来の職業を夢と決めて邁進するのは大事なことだけど、一つに決めすぎると不幸にもなります。

特に医歯薬獣医などの専門性の高い職種はルートが一本なので、専門の学部、学科に入れないとその職業につける可能性はゼロです(免許が必要なので)。現役の時に本当にがんばって「あと少し」だったのならば、1回くらいは再チャレンジしてもいいと思います。

年を重ねれば脳の機能は衰えて行きます。私なら浪人は1回にとどめますね。

獣医学部には、本来は医学部に行きたかった通称「医者くずれ」がいましたが、途中で辞めていきました。同じように動物を扱う畜産学科には「獣医くずれ」がいましたが、何人もいなくなりました。入学式の時には、クラス写真に一緒に収まったはずなのに、結構減ります。大学って、「入ったみんなが卒業するわけではないのだなぁ。」と思ったものです。では、その人達はその後どうなったんでしょう。

もちろん一旦学校をやめて、翌年医学部に合格して学校に戻ってらっしゃった方もいましたよ。
みんなで「お帰りなさい。」を言いました。 (^▽^)/

ここで一句

「教育費 うっかりすると 無限大 ∞」

なんつって。

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