東大を目指すなら、共通テストで9割は当たり前らしいよ。困った
共通テストは900点満点だけど、東大入試では110点にまで圧縮されるよ
2次力こそ大事と言っても、足切りにあっては受験すらできないよ
ならば学校の授業では遅すぎる。共通テストを意識して、自力で理科社会の完成を急ごう
大学受験において、共通テストはとても重要です。
では、共通テストはいつぐらいから意識すればよいのでしょうか。
実は共通テストには以下の2通りの攻め方が存在します。
順番に説明します。
高2生として同級生と戦う
まずは高2生として同級生と戦うパターンです。
いやいや、大体こっちでしょ。💦
学校の授業は続いていますし、一年生の初めからずーっと記述式の模試が続きます。
英数国の3科目だった記述模試が、5科目に増えるのが、10月の進研模試。(記述模試)
この時期は、まだライバルたちが、模試の理科社会に対して、時間を割ききれていません。
日々の授業と定期試験の勉強くらいです。
ですから、10月の進研模試を意識して、夏休み以前から、理科社会を先取りしてがんばっておくとよいです。
5科目の試験で頭一つ抜けることができると、今後のモチベーションアップにつながります。
年が開けて1月になると、初めて「進研模試 大学入学共通テスト模試」があります。
ここで初めてマーク模試です。
900点満点。5教科7科目の長丁場です。本番の共通テストは2日に分けて行われますが、模試なので1日で行います。おやつを準備する子もいます。
まだまだマーク模試に慣れていないので大変です。
共通テスト模試で重要なことのひとつに、「自己採点と採点結果が一致すること」があげられます。
本番で何点だったのか、結果は大学の二次試験に申し込みをした後にしかわかりません。
2次試験の願書を出すときには、自己採点した成績で判断しますので、たった1点で足切りにあう可能性もあります。十分慎重になりましょう。
全力で問題に向かいながらも、マークミスを避け、問題用紙には確実に記録を残して下さい。
高3生6月の共通テスト模試では、成績表に「マーク特性チェック」の欄があります。
「今回の得点と自己採点結果との差異」、「1設問に指定数以上マークしていないか」などがわかりますのでそこも確認しましょう。
授業進度に関わらず、子供は理科社会を一足早く仕上げていたので、倫理の都道府県偏差値は84.4でした。
この時点で県の高校生はまだまだのんびりしていますね。
高2生の時に、自分が高3生になったつもりで、一つ上の受験生と戦う
次に、高2生の時に、自分が高3生になったつもりで、一つ上の受験生と戦うパターンを紹介します。
高2なのに高3とはこれいかに?
東進の模試を利用します。
高2の進研模試が、5科目に増える時期と同じ10月に、東進の全国統一高校生テストがあります。(無料)
この試験ではあえて高2生部門を選ばず、全学年統一部門を選びます。自分で先に進めておいた理科社会を使って、高3生と同じ土俵で戦ってみることができます。1年生で参加しちゃう強者もいらっしゃいます。
もちろん子供もこの時は、東大以下すべてにおいてE判定だらけでした。
ただ、1年後の10月までに、成績をどこまで伸ばしておく必要があるのかが具体的に見えてきます。今受験生だったら・・・という立ち位置なので、本当の受験生より1年前にタイムスリップして余分に勉強できると想像すると、なんだかできそうな気がしてきます。
続けて12月の共通テスト本番レベル模試でも、高3生と戦います。
東大理Ⅰ志望なら、本番では9割810点を取りたいところです。
この時、高2生は7割を目指してほしい。3年の夏までに8割にできれば、本番の9割が見えてきます。
これだけ苦しい戦いを高3生や高卒生とやった結果、新高3だけの戦いになったときには、だいぶ前の方へ躍り出ることができました。
今、子供は現役の受験生なので、ここからはリアルタイムの対策を紹介します
9月はの進研と駿台コラボの共通テスト模試があります。
この模試で志望校に受かるためには、何点を目指すべきなのでしょうか?
本番で、何割というのはわかっていても、今どれくらい取るべきかを知らない高3生は多いと思います。「できるだけ多く!」って感じでしょうか。(笑)
そんな時は、自分が受験してきた模試のデータを活用しましょう。
今まで受験してきた進研模試の成績表を利用します。
7月の進研模試の成績表の下の方に成績推移という欄があります。
ここの3年9月の部分に書いてある自分の志望校の合格者平均点を目指して下さい。
東大理Ⅱ志望者は、754点です。約84%
志望校は、各自違うのできちんと確認しておきましょう。
その上で、各科目についてどれくらいの点を取れば目標点に近づくのかを、わかっておいて下さい。合計で目標点になるように割り振って下さい。
もちろん点数よりも偏差値が重要です。
しかし偏差値は、予測しにくいため、点数で、各教科何問まで落とせるのか、自分で確認しておきましょう。
苦手教科は誰にでもあります。そこを補うためにも、理系なら数学は満点が欲しいところですね。
夏前からは東大模試も始まります。
公立組は、特に理科社会の完成を急ぎましょう。
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