受験は個人戦か、団体戦か?

学習法
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子供
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数学強者のメンツ3人で、京大志望の浪人生を応援してみた

いさみ
いさみ

モチベーションが上がるようなメッセージを送ったとか?

子供
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みんなで京大模試を解く。別解のシェアが目的。

受験数学は、トップレベルになると、みんなでわいわいやった方がいい。

別解から学ぶことがある。

いさみ
いさみ

なーるほど

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鉄緑会の東大数学の過去問題集はまだあるよね?

一浪中の○○から「貸して欲しい」と連絡がきた。

いさみ
いさみ

まだメルカリに出してない。「宅急便で送るけど」って伝えてみて。

受験は個人戦か、団体戦か?

人生において受験は何度かありますが、中学受験と高校受験と大学受験では、それぞれで戦い方を分けた方がいいと思います。私のイメージだとこんな感じです。

中学受験 → 個人戦

高校受験 → 個人戦

大学受験 → 個人戦かと思いきや、トップレベルの高校になればなるほど団体戦の要素が強くなる

集団内の学力に、開きやバラつきがあればあるほど、私は個人戦の色が濃くなるのではないかと思います。

トップ層は、周りに合わせていたら志望校に受かりません。逆に下位グループは難しいことが多いと、できないことばかりがどんどん増えていく。

重要なのは、個人戦の受験期には、しっかりと自分自身の学習を個人的に固めることです。

周りのレベルや進度に合わせていては、失敗します。

自分の周りにいる人間を見ていては、判断が狂います。

中学受験の場合(個人戦)

同い年の子がどれだけ勉強に前向きかを、目の前で見せることは本当に大事です。

それができないなら、親が子に、「今、目の前にはいないけど、全国に確実にいる、多くの勉強に前向きな子」を意識させなくてはいけません。全国テストを受けさせるのが手っ取り早いかな。
また、数学検定や英語検定を受けて、さまざまな年齢の子と一緒に試験を受けることも刺激になると思います。

息子は小学生の頃、塾に行っていた時期がありました。塾で実力テストや全国テストを受ければ、全国にいるライバルの姿を見せてくれるし、自分のポジションを可視化してくれます。

中学受験はしないけど、中学受験組が学んでいることは、5年生からひととおり塾で学ばせました。それでも通塾は週に2回程度。そしてクラスメイトは受験をしない2名のみ💦

夏期講習とか夏期合宿などには参加してませんでしたよ。

だって別料金なんだもん。

受験もしないのに3泊4日68000円とか無理だから。 (笑)

公立中学から高校受験する場合(個人戦)

中学校から「学年だより」が届きまして、そこには「受験は団体戦だ!」と書いてありました。

受験の直前期には「受験は勝ち負けではない!」と書いてありました。(笑)

こんな支離滅裂なことを言ってるから、公立中学を嫌って中学受験したくなるんだろうな~

息子は担任に、受験する高校選びの基準となる県のテストについて、「準備をしたいので過去問のコピーをください」とお願いしましたが、断られました。

「時期がきたらみんなに配るから」だそうです。

横並びで物事を進めたいのだと思います。しかし時期が来て配ってくれたものも縮小コピーで、理科の実験のグラフの文字が読み取れないものでした。

さすがに「なぜ、勉強しようとしている子供を応援してくれないのか?」と学校に言いました。
埒があかないので学年主任に対応してもらいました。

自分の行きたい学校を目指して、自分で学力を伸ばすしかないです。塾も活用しないと、学校は応援してくれません。それどころか、内申書に記載してもらえるはずの、中一で取った英検2級合格も記載漏れがありました。

大学受験の場合(上位校ほど団体戦)

高校生はどうでしょうか。

高校受験は、受験できる高校が学区で決まっていて(地域によります)、学区外の高校を受験することができません(できたとしても、簡単に通える距離ではないことも)。そうするとトップ層が目指す学校はおのずと決まってきます。
偏差値がしっかりと階段状に並び、ランク付けされます。「勉強もしたいけど、部活もやりたいからこの学校。また、多少遠くても電車を乗り継げば通学可能」のように、多くの選択肢があるのは東京くらいではないでしょうか。
(あくまでも私見です)

大学受験を見据えて、高校受験をくぐり抜けたトップ層が集まる学校は、進学実績を上げるため、しっかりと子供たちを鍛えます。先生方も研修に行かれて、大学受験の制度そのもののことを勉強したり、会議で学力アップについて作戦を練って下さいます。

場合によっては自称進学校と揶揄されたりしますけど。

しかしですね、

中高一貫ではない公立高校の生徒が、今詰め込まずして、いつ詰め込むんだ!

そりゃあ、すごくたいへんですよ。💦

だからこそ、その時の負担を減らすために、高校に入るまでに、少しでも高校の内容を先取りできてると有利なのです。(先取りしやすいのは英数

クラスメイトは、もともと各中学でトップを走ってきた子供たちです。

模試の結果を堂々と見せ合うし、できる子から学び取ろうとする。教えを乞うことも普通にできます。

そして切磋琢磨しながら前進していきます。

もちろん自分の力不足に打ちのめされる子もいます。

それでも前に進んでいれば、最終的にはなんとか形になります。

トップレベルの学力がある子達は学校行事でも、ものすごいクオリティの作品を作り上げます。劇だろうが合唱だろうが文化祭だろうが、限られた時間の中でものすごい力を発揮します。できる子って、なんでもできる。集中力がすごい。

加えて、進学実績も残す。

もし、周りのクラスメイトの意識が進学に向いていない学校に通っているならば、そこは自分でがんばらなくてはなりません。

これは私に言わせれば個人戦です。周りにひっぱられるとうまくいきません。だから各高校も、目的に応じて特進クラスのような別クラスを作って、囲っておくのです。フロアどころか建物も別という場合もあります。(少子化で、公立高校も私立高校も進学実績を重視しています。でないと生徒が集まらない時代なのです)

冒頭の会話のように、トップ層は、必要な時には、みんなで応援する体制を整えます。困難な局面では一致団結して事に当たる。きっとこの子たちは、将来に渡って助け合うんだろうなと思います。

個人戦の状態では、他で仲間を作ればいい。塾も選択肢の一つになりえます。どこで投資するべきか、しっかり判断していきましょう。

ちなみに大学の過去問といえば、赤本や青本が一般的ですが、息子が貸すことになった(当然、差し上げましたけど)鉄緑会の東大数学の過去問題集は、別解が多くてピカイチ。
(と、YouTuber が言ってたので買いました。)

とはいえ、大学受験はね、最終的には英語ゲー (笑)

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